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消費者庁が、2023年10月1日から施行予定である景品表示法の規制対象(通称:ステマ規制)にならないよう、配慮して記事を作成しています。もし問題のある表現がありましたら、問い合わせよりご連絡いただければ幸いです。

参考:令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。 | 消費者庁

睡眠のメカニズムについて

眠りたいという欲求は人の三大欲求の一つに数えられており、心・身のメンテナンスを行う上でも睡眠は重要な働きをしています。

ただ多くの人は日常の中で、睡眠のメカニズムを意識する場面はほとんどありません。

熟睡できないことで悩んでいる人もいるでしょうから、ここで詳しいことを知っておきましょう。

眠るための条件

十分な睡眠を取ることができないと、日々の生活で蓄積された疲労を取り去ることはできません。

でも、眠りたいと思っても、なかなか眠くならなかったり、意識がはっきりしていることがあります。

それは、眠るための条件が整っていないからです。

良質な睡眠(眠るための条件)で重要なのは「体内時計」と「(適度な)疲労」になります。

体内時計

体内時計は活動時間を地球の自転にあわせて、およそ24時間周期にする体の機能です。

人間のすごいのは、機械の時計ほどではなくても、かなり正確に時を刻ます。

この体内時計が働いていることで・・・

  • 人は朝になると起き
  • 日中の活動を済ませ
  • 夜になったら眠りにつきます。

この体内時計は誤差が出てくることもありますが、光と温度で時刻の修正を行えます。

ここでいう光と温度というのは太陽からもたらされるもので、つまり朝日を浴びることで、体内時計がリセットされるので誤差があっても正しい時刻に切り替わります。

もし、太陽光が入らない暗い部屋で過ごせば、体内時計は乱れてやがては朝も夜もわからなくなります。

体内時計が正常に機能していれば、夜になったときにはもう眠る時間だと判断して、体が眠る準備を始めます。

疲労

一方「疲労」は、日中の仕事や運動などで蓄積されます。

心身ともに疲れてしまったときには、脳や臓器を休ませたいと体は睡眠を求めます。

あまりにも疲労が激しいと、たとえ体内時計が昼間だと判断していたとしても眠りにつくことができます。

体は眠ろうとするとき、血管が広がり体の外に熱を発散しようとします。

そして体表から熱が出ていけば、内側の体温(深部体温)が下がっていき次第に眠くなります。

なぜ深部体温を下げようとするのかというと、内臓が活発に動いていれば寝ていても脳は活動し続ける必要があるからです。

しかし深部体温が下がり、落ち着いた状態になれば脳は生命を維持するのに必要な機能を残して、後は休ませることができます。

そのような状態になることで安心して眠ることができます。

よく体が温かくなったら眠くなっている証拠だと言われますが、それは体全体が温まっているのではなく体表から熱を逃しているだけなので誤解です。

もし、眠ろうとしても眠れないというときには、体内時計の乱れにより脳が夜と判断していなかったり、深部体温を下げようとしても冷え性のために熱が逃げないといった理由が考えられます。

ですから、これらの問題を解決すれば、快適な眠りを手に入れられるでしょう。

レム睡眠とノンレム睡眠

さらにメカニズムを詳しく見ていくと、睡眠には2つの状態があることがわかります。

それは「レム」と「ノンレム」です。

「レム」は寝ているときに眼球が動いていることから名付けられており、浅い眠りに陥っている状態です。

一方で「ノンレム」は眼球の動きはなく深く眠っている状態です。

深い眠りの「ノンレム」のほうが脳も体も機能が低下している状態なのですが、90分くらいの周期で「ノンレム」から「レム」に切り替わり朝が近づき覚醒が間近になると、「レム」の時間が長くなります。

そして目覚めの直前から体温が上昇し、体は活動をする準備を整えます。

体を休ませなければいけないのであれば、深く眠る「ノンレム」のほうが良いのではないかと思えますが、「レム」のときに記憶を整理して忘れてはいけないことを長期記憶として定着させているので必要な時間です。

他にも「レム」があるのは理由があるのではないかと言われていますが、完全に解明できていません。

ちなみに、寝ているときに夢を見るのは、脳が動いている「レム」のときです。