知っておきたいサプリメントの種類や分類について
サプリメントの種類
サプリメントとは、「栄養強化食品」や「栄養補助食品」などと言われており、足りていない必要な栄養素を積極的に摂取するための食品のことです。
食品中の特定の栄養成分を、錠剤やカプセル、飲料などの形で提供していることが多く、持ち運びが便利で時や場所を選ばずに手軽に摂れるメリットがあります。
普通の食品には、極微量しか含まれていない栄養素も簡単に多量に摂取でき、また調理過程で失われる栄養素も効率良く摂取できる利点もあります。
ただし、成分によっては過剰に摂りすぎることによる健康被害に陥る可能性もあります。
あくまでも、バランスの良い食事を意識した上で、それでも足りない分をサプリメントで補うというスタンスになります。
コンディション調整のためのサプリメントは本当にたくさんの種類のものがあります。
食事だけでは到底カバーできないある特定の成分で、自分に必要なものをサプリメントで補給することにより、体調管理や健康管理、運動による激しいダメージからの回復、カラダ作りのサポートなどの効果が期待できます。
ビタミンミネラルは多くの種類がありますが、それぞれのバランスが重要なので、食品で摂るよりもマルチタイプのサプリメントで補給するのがお勧めです。
サプリメントの利用目的は、健康の維持・増進や病気の予防、食事で不足している栄養素の補給や強化、疲労回復、美容やダイエットなど、性別や年齢により目的は様々ですが、サプリメントの利用状況は年々増加し、最近では約3割の人が毎日サプリメントを利用している状況です。
また以前サプリメントを利用したことがある方は約8割もいます。さらに大人だけでなく、子供用のサプリメントもあり、身体の成長や脳の発達のために、約8~10%程度の親が子どもにサプリメントを与えています。
ベースサプリメント
ベースサプリメントは、体に必要なビタミンやミネラル、アミノ酸、食物繊維、DHAやEPAなどを補います。
ビタミンはビタミンB1やビタミンB2、ミネラルは鉄や亜鉛など単体で販売されるものや、ビタミンを全て含んでいるマルチビタミンという形で販売されることもあります。
ビタミンやミネラルは、エンジンオイルの役目を果たし、脂質や糖質、タンパク質をエネルギーに変え、消費するなどの際には欠かせない栄養素です。
健康を維持できるようにするのがベースサプリメントです。毎日とるべき栄養素を補充する。代表的なベースサプリメントの成分は、ビタミンやミネラル類、クエン酸、乳酸菌、ポリフェノールなどがあります。
ヘルスサプリメント
ヘルスサプリメントは、健康維持や美容などを目的として使用するサプリメントです。
体の機能を維持しながら、健康を増進するためのサプリメントがここに分類されます。
代表的なヘルスサプリメントの成分は、イソフラボン、ローヤルゼリー、プロポリス、セサミン、カテキン、乳酸菌やコエンザイムQ10、アセロラ、梅、アロエ、海洋深層水などがあります。
オプショナルサプリメント
オプショナルサプリメントは、体調や症状を改善することを目的にしています。
医薬品に近い作用があるものが成分になっているサプリメントです。
漢方薬系のものをはじめ、インドで糖尿病の治療薬として使われているギムネマ・シルベスタ、目の健康によいとされるブルーベリー、体調の回復に有効とされるウコン、マカ、グルコサミンなど伝統医療、民間医療などで知られるハーブや薬草類なども含まれます。
医薬品と一緒に飲む場合は飲み合わせに注意が必要です。